「とこはる」システム

システム概要

作業の楽な高床式のベッドを採用し、温床線で栽地を加温することで、生育の促進、収量・品質の向上が可能です。
温床線は安い深夜電力を利用しますから、ランニングコストの低減も出来ます。
さらに、日射比例型の給液装置とベッドから垂らした排水用の給水芯により栽地の水分を常に適正にコントロールできる、
極めて精度の高い安定した栽培システムです。
優れた栽培効果による高収量・高品質!
栽培ベッドにセットした温床線で根圏域(根の部分)の温度を管理することで、秋冬樹の栽培においても
栽倍温度を保つことにより着果によるストレスが軽減され、収量のアップと培期間の援用が可能です。
また、夏秋イチゴ栽培では栽地温度を適正に保てるため、通常は不可能だった早春の定植が可能になり、
苗の生育の驚異的な促進により収穫開始を約に1ヶ月早められます。
適正な給液管理!
このシステムでは作物が必要な培養液量を日射量から算出し、作物が必要とする量のみを供給します。
これにより、肥料費の削減はもちろん、排液の量も減少しますから環境にもやさしい構造になっています。
また、給水芯の毛細管現象を利用した排水によって培地の加湿による根腐れも回避できます。
この2つの働きで培地内水分を常に適度な状態に保ち、栽培技術の高位平準化が図れます。
経済的な深夜電力!
断熱性に優れた栽培ベッド、培地の高い蓄熱能力、安い深夜電力を利用した温床線での加温、この3つの働きにより、
ランニングコストを低減することができます。
作業性の向上!
高床式のベッドのため、作業姿勢が楽です。
また、培地温度、給液量、培養液濃度など、栽培装置のほとんどが自動運転ですから、栽培管理も格段に省力化できます。
下段ベッドの活用!
このシステムでは下段のスペースにもベッドを増設して、ハーブやワサビが栽培できます。
このように栽培スペースを3次元的に活用できますから、収益性アップも可能です。
多目的栽培システム!
このシステムは、温湯給液装置、電証装置、暖房機、炭酸ガス発生装置、排液の再利用等様々なオプションの組み合わせで
イチゴだけでなく、トマト、ナス、花卉類など幅広い作物に対応できるように設計されています。

「とこはる」給液ユニット

光反射シート

特許の名称 可動式栽培用光反射装置およびこれを用いた栽培方法
特許番号 特許第5521163号(特許認定H26年4月)
愛媛県と東宇和農業協同組合が共同開発した、栽培システムです。
着色促進・高糖度による品質向上、光合成促進が期待できます。

株式会社第一は、農業の効率化、省力化を図る農家の方々を支え続けています。